Thursday 17 January 2013

業績管理について

最近読んでいる本の中でこんな英文に出会いました。

"While we also have attrition, we know exactly who is leaving, and we are fine with that." The performance assessment process is so transparent that employees performing below expectations leave on their own.

業績管理は、組織の能力と効率を高める重要なツールです。業績管理のクオリティがどれくらいにあるかは、基準を満たさない社員にどう対処するかで判断することができます。業績管理の甘い会社では、業績の低い社員に対しても適切な対処をしていません。

一方、業績の低い社員に対して適切な対処を取っている会社は、業績管理のクオリティが高いと言えます。では、適切な対処とは何でしょうか?

一般的に考えられるのは、業績改善のためのアクションを取ること、それでも改善が認められない場合は社内の別の機会を探すといったことが考えられます。ただ、ベストなのは、業績の低い社員がみずから社外の機会を探すことです。

そもそも、業績の低い社員が、絶対的に業績が低いわけではなく、たまたまその会社ではうまく行かなかっただけという可能性が高いので、自分の業績を発揮できる別の職場を探すことは健全なことです。それを強制されるのではなく、みずから行うことが本人にとっても望ましいことです。そのためには、業績管理のプロセスと基準が明確で、その内容が信頼性と説得力をもっていること、そしてマネジャーのストレートなコミュニケーションが必要です。

上の英文を読みながらそんなことを思いました。


今年一年がいい年でありますように。

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