野球やサッカー、バスケットボールのプロチームを見ていると、1名の選手が入ることで、チームの業績が飛躍的に高まることがあります。一方で、素晴らしい選手が集まっているのに成績が芳しくないチームを見かけることもたくさんあります。その逆で、有名な選手はほとんどいないのに驚くほどすばらしい成績をあげるチームもあります。
一名の選手、いわば個人がチームの成績を生み出すのか、それとも、組織の力がチームの成績を生み出すのか? 人事に携わらなくても、組織に属している人には興味深い質問です。
とある本に、スポーツのプロチームでは、個人がチームの業績に占める割合は20%だとありました。その本の中では、個人:組織のインパクトは1:4ともありました。いずれにせよ、組織が業績に及ぼすインパクトは個人のそれの4−5倍あるということになります。
つまり、組織がチームの成績に及ぼす影響の方が大きいということになります。もし、一名のプレイヤーが組織に影響を与えるのであれば、組織はチームの成績に大きい影響をおよぼすため、想像できなかったすばらしい業績を築くことになるのでしょう。
だからこそ、人事プロフェッショナルは、組織のアーキテクチャの設計を担うという大きな役割をより認識し、それを果たさないといけないのだと思います。私もがんばりたい。
一読ありがとうございます。
組織が持続していくためには、絶え間なく変化する環境に対応して進化を続けなければならない。組織を構成するのは個人だが、個人の行動を制限するのは組織だ。組織が成功を築くためにどのような判断を行うのか、そして判断を行うためにどのような質問をするのか? 個人と組織の意思決定及び質問の質、そして、進化能力が組織の能力ではないかと考えています。
Wednesday 23 January 2013
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Two advocacies
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