Thursday 7 February 2013

デルの変革

今日の日経新聞に、デルが変革に向けて歩みだしているという記事がありました。デルといえば、ダイレクト直販で一時期はコンピュータ業界の頂上に君臨した企業ですが、現在は、パソコン事業は成長の源にはなっておらず、ITサービスなどに少しずつシフトしているのですが、それをさらに加速するのだとか。

米国本社には優秀な人事プロフェッショナルがいるでしょうから、この変革を人事がどうサポートしていくか、すでに立案を済ませているとは思いますが、気になることを質問という形でリストアップしてみたいと思います。

  1. 変革を社内に浸透させるコミュニケーション戦略は立てられているか?
  2. 変革を可能にさせるリーダーシップはそろっているか?
  3. 変革を可能にさせる個人の能力は十分か? 足りない場合は、どのようにして差を埋めるか、対策は立てられているか?
  4. 現在の企業文化か変革の足かせになるようなことはないか?
  5. 変革を進めるために、何をし続けるべきか、また何をやめるべきか、あるいは何を始めるべきか?
  6. 変革は続くことになるが、そのマイルストーンは定義されているか?
  7. 変革に伴って、業績評価などを変える必要はあるか? パソコン事業の成功に基づいた評価水準があるとしたら、それは「unlearn」して新しい評価水準を定義し直す必要がある。
順序は考えずに思いつくまま並べてみたのですが、こうして見てみると、人事がサポートすることはたくさんありますね。個人的にはデルのコンピュータとはこれまでいい思い出はないのですが、変革うまく行くといいですね。

一読ありがとうございます。

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