個人としても、組織としても、もっとも必要な力を一つ挙げるとすれば、私は、進化する力だと思います。進化と言えば、ダーウィンの進化論を思う人も多いでしょう。環境に適応して種が変遷を遂げていく様子を進化とダーウィンは捉えました。生物学的な用語ですが、私はこれを個人と組織にも当てはめたいとおもいます。
組織について考えましょう。組織は、組織を取り巻く環境に応じて変化をしていく必要があります。とりわけ、ビジネスのニーズ、顧客の変化、ビジネス環境を取り巻く技術の変化などに適応して組織の変革を怠れば、組織の衰退さらには崩壊を招くことがあるのは、様々な例が教えてくれます。環境に適応して変化を遂げることが進化ですから、進化する力は組織にとってきわめて重要です。
個人についても同じです。必要とされるスキルや能力は時代により変化します。また望ましいとされるリーダーシップのスタイルも時代により変化します。また、日々のビジネスシーンにおいて、失敗から学ぶことも大切です。他人の発言や洞察からヒントを得ることも大切です。また、新入社員として入ってから、一年、二年と時間を経るにつれて、成長を遂げ、戦力となることも、日々学習することの積み重ねです。学習とは、新しい発見に適応することです。成長=進化と考えれば、個人についても進化する能力がとても大切だと言えるでしょう。進化を怠れば、個人の成功はおぼつかないはずです。
日々進化し、個人が成功をつかむ応援をしたいと思います。
組織が持続していくためには、絶え間なく変化する環境に対応して進化を続けなければならない。組織を構成するのは個人だが、個人の行動を制限するのは組織だ。組織が成功を築くためにどのような判断を行うのか、そして判断を行うためにどのような質問をするのか? 個人と組織の意思決定及び質問の質、そして、進化能力が組織の能力ではないかと考えています。
Thursday 15 November 2012
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Two advocacies
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