米大学への留学、中国人23%増 日本人は6.2%減という記事が日経新聞で11月12日に掲載されています。日本人の留学生は7年連続で現象となり、ついに2万人を割ったという内容です。一方、中国は3年連続で米国における留学生の数で1位に立ったというものです。
衝撃の割に記事の内容が簡潔なので、情報元を調べてみました。米国の国際教育研究所というのは「Institute of International Education」のことで、今回の発表は「Data from the 2012 Open Doors Report was released on November 12」によるものです(Firefox + MacOS Xでは表示できません。Safari + MacOS Xで試してください)。
米国における留学生の数では1位が中国、2位がインド、3位が韓国。日本は7位にランクされています。増加の激しかったのはサウジアラビアで前年度と比べて50%増加。減少が激しかったのはタイで7.4%減少。
人材のグローバル化が必要と言われている中で、この数値は危惧すべき状況です。特に、韓国が7万人以上の留学生を米国に送り出していることは、人材の競争力という点で優位性を築いているとも言えます。米国の大学を卒業し、日本語もマスターした韓国の学生が日本の会社での就職を希望した場合、海外経験のない日本の学生が就職戦線で戦えば苦労するの間違いありません。国家レベルで人材の国際化をサポートできないかなと思います。
組織が持続していくためには、絶え間なく変化する環境に対応して進化を続けなければならない。組織を構成するのは個人だが、個人の行動を制限するのは組織だ。組織が成功を築くためにどのような判断を行うのか、そして判断を行うためにどのような質問をするのか? 個人と組織の意思決定及び質問の質、そして、進化能力が組織の能力ではないかと考えています。
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