Tuesday 15 January 2013

Management Quality

業界には様々な思い込みが存在します。たとえば、金融業界なら、転職はお金だけでするだろうという思い込み。テクノロジー業界では、大切なのは技術だろうという思い込み。

業界にかかわらず、組織は複数の人で構成されています。業界にかかわらず、絶対的な競争優位は存在しません。一時的に競争優位を創りだしたところで、すぐに模倣され追いつかれます。

では、何が組織を市場において特別な存在にするかというと、結構は「人」なのです。ここで、「人」には複数の意味が込められています。

(1) 個人の能力
(2) マネジャー全体の能力
(3) 個人や意思決定を形作る企業文化やプロセス

グーグルでは、マネジャーに対して次のような原則を定義しているそうです。

(1) いいコーチであること
(2) チームをエンパワーメントし、マイクロマネジメントをしないこと
(3) 社員の成功と健康に興味を示すこと
(4) 生産的であり、結果主義であること
(5) コミュニケーションをよく取ること、そして、チームの声に耳を傾けること
(6) 社員のキャリア・ディベロップメントを助けること
(7) チームに明確なビジョンと戦略をもつこと
(8) チームにアドバイスができるようにキーとなるテクニカルなスキルをもつこと

最後のところが技術を誇る集団らしいのですが、それ以外は技術ではなく人と集団に関する原則であるところに注目ください。目新しい内容は含まれていませんが、原則はとても妥当ですから、これをどのくらいまで実践するかだと思います。

みなさんの組織のマネジメントの質はどうでしょうか?


<a href="http://blog.with2.net/link.php?1435463">いつも一読ありがとうございます。</a>


No comments:

Post a Comment

Two advocacies

 みなさんは、「advocacy」という英語の単語をご存知でしょうか? もともとは、 動詞の「advocate」から派生した単語です。「advocate」とは「代弁する」という意味です。「advocacy」は代弁、代弁者という意味になります。 HRにはふたつの「advocacy」...